記事タイトルの後ろに書いてある項目名が変わっております。【項目:Webサイトの基礎工事】ということで、Webサイト(ブログ)を構築する前に色々と事前準備をしないとなりません。以下のツイートを参考にして下さい。
この記事では、Webサイトを立ち上げるときに最初にとりかかるテーマの決め方をご説明していきます。
この記事を読んでほしい方
・新たにブログで稼ぎたい
・今のテーマで良いのか?今後が不安である
・ブログが伸び悩んでいるので1からテーマを見直したい
テーマを決める重要性
ブログを始める上で何より重要なのがテーマ選びです。つまり何で稼ぐかを決めることです。これが決まらないと、どんな記事を書いたらいいか迷ってしまいますし、成果が出るのも遅くなります。
また、テーマは最初に選んだら簡単には変えられません。途中で変更してしまうとそれまでに費やしていた時間が無駄になる可能性もあるからです。
テーマを決める選定基準
このnoteは誰に向けて書いたものか#1をおさらいすると、安定的に広告収入で月収100万円以上稼ぎ続けたい方のために書かれております。
ですのでこのコンセプトに則って、テーマの選定基準というものを示していきたいと思います。ですが当記事は有料とさせていただきます。
有料記事について
有料について「残念、、」と思われた方もいると思います。ですが以下のことを考えております。
・これまで6年間、脳に汗をかいて血肉となった情報なので有料とさせていただきます
・実体験ですが、有料で買うことによって情報の隅々まで理解しようとし、実践します。そしてあなたの血肉となります
・今後も有料と無料の記事を予定しており、有料記事に関しては内容によって適正な価格をつけさせていただきます
・売上に直接結びつくものは有料記事になります
有料記事の内容
まず先に、テーマを選定するときの大きな考え方を4つ示します(4つのうち1つ挙げると、専門か雑記かとその理由)。
次にテーマを選定する際に利用するツール(無料)のご紹介と、分析するための初期設定方法とグラフの見方について説明します。
そしてツールを使いながら、長期的・安定的に稼ぐには、こういうテーマは選んではいけない事例を6つ説明します。逆にこういうテーマで選ぶべき事例を3つ挙げながら、最後に全てを鑑みてどういうテーマを選んだら良いか答えを出します。
ここから先は有料部分です
テーマは自分の趣味から選定するのか?
ブログで大きく稼ぐと決意したときに、それは趣味ではなくビジネスに変わります。
いざテーマを選ぶとき、調査もせずに自分が書きやすいテーマだったり、好きなことをテーマにしていないでしょうか?
趣味のことだったらよく知っているし、筆も進むと思いますが、ブログで大きく安定的に稼ぐという目的がある場合、そのテーマを選定する裏付け(データ)が必要となります。
極端な話ですが、あなたの好きなことがもずくだったとします。もずくのキーワードボリュームを調べましたが、もずくの専門サイトでは月に100万PVは稼げません。
私の趣味は海外旅行です。本来なら海外旅行の記事が書きたかったのですが、ロケが必要なので莫大な資金が必要です。ロケをしないでまとめ記事を作る手段もありますが、他サイトと差別化が難しくなります。
今の私のサイトテーマは、趣味の中から決定したのではなく、分析を重ねた結果で選定しました。
そのテーマについては、好きなことでもなく知識も無く、最初は苦しかったのですが、運用しながら楽しくなり詳しくなっていきました。
もちろん自分の書きたいことと需要の高さやトレンドがうまくマッチすれば、それに越したことはありません。
専門なのか?雑記なのか?
専門ブログにしたらいいか、雑記ブログにしたらいいか質問されることがあります。
Googleが公開する検索品質評価ガイドラインで、定義されてるWebサイトを評価する基準にEATがあるのはご存知かもしれません。
EATは以下のそれぞれ頭文字をとった略称です。
・Expertise(専門性)
・Authoritativeness(権威性)
・Trustworthiness(信頼性)
専門性、権威性、信頼性が高いWebサイトを評価するとしっかり明示しています。これを踏まえると専門ブログ、雑記ブログのどちらを選んだほうがいいかは自ずと答えがでます。
今現在、雑記ブログでも上位表示できているサイトはたくさんあります。ですが、検索エンジンアルゴリズムは変化していきますし、2年後、5年後、10年後に雑記がどう評価されるか分かりません。
Googleが現在、専門性を評価すると明示している以上、先々の未来を考えたときに少しでも小さなデメリットを潰しておいたほうが良いのです。
YMYL系は避けたほうが良い
テーマを選ぶ際におすすめしないのがYMYL(Your Money Your Life)と呼ばれる医療やお金など人の人生に関わるトピックを扱ったコンテンツです。
YMYLに該当するジャンルとしては以下のものがあります。
・金融系
・投資系
・医療系(健康系)
・法律系
このYMYLのジャンルでは、特にEATの「T」信頼性が重視されます。
この信頼性を高めるにはその道の専門家でなければ難しいですし、記事のAuthor(著者)情報も検索エンジンは見ております。医療系であれば医師や薬剤師、法律系であれば弁護士や税理士などです。
またやっかいなのが、YMYLのテーマは個別の検索エンジンアルゴリズムが働いております。このアルゴリズムが不安定で全く読めず、かつアップデートの回数が多いので、ある日突然アクセスを失う確率がとても高くなります。故にYMYLはなるべく避けたほうが良いでしょう。
疫病や災害に影響がない
安定的にブログで稼ぐという目的からテーマを選ぶ場合、社会情勢に影響されないテーマを選ぶことです。
人生にはさまざまなことが起こります。地震や台風などの災害、疫病、金融危機、テロなどがあるとジャンルによってはブログにも影響があります。
例えば疫病であれば、外出する商材(脱毛サロンや旅行など)が大きく成約率を落としております。
逆に外出しない商材(トレーニンググッズやVODなど)が盛り上がりを見せております。
疫病や災害のようなリスクがあった際、どのように変動するかをよく考えた上で決定して下さい。人生何があるかわからないのでリスクヘッジと危機管理を徹底しましょう。
Googleトレンドについて
それでは、実際にテーマの選び方を説明していきます。テーマを選ぶ際に使用するツールがGoogleトレンドです。知っている方も多いと思います。無料で登録せずに利用できます。
ブログで稼ぐという目的に沿ったテーマを選ぶ場合、検索トレンドを見ることと検索ボリュームを調べることが大事です。これを調べるのに最適なのがGoogleトレンドです。
Googleトレンドは、特定のキーワードの検索ボリュームの推移をグラフで確認することができます。キーワードは最大5つまで同時に比較でき、国や期間、カテゴリなどで絞り込んで検索することも可能です。
Googleトレンドの設定方法
Googleトレンドでキーワードの検索数の推移を確認してみます。
まずGoogleトレンドにアクセスします。「検索キーワードまたはトピックを入力」にテーマにしたいキーワードを入力します。例として「トマト」を入れてみてください。
検索数の推移であるグラフが表示されました。デフォルトでは過去12カ月間になっているので期間を変更してみましょう。「過去12カ月間」を押し、「2004 – 」を選択します。
次に他のキーワードと比較してみましょう。「比較を追加」に「チーズ」と入れてみます。最大5つまで同時に比較できます。
トマトが青、チーズが赤でグラフに表示されました。このように項目を変更することで自分が欲しい情報を表示させることが可能です。
Googleトレンドの見方(画面説明)
Googleトレンドのグラフは、実数の検索ボリュームを表したものではありません。指定したキーワードの検索数の最高値を100とし、その他を相対的に表したものです。
たとえ右肩上がりしていたとしても、そもそも絶対数が少ない可能性があります。必ず他のキーワードと比較することをしましょう。
それではGoogleトレンドのグラフを分析する前にGoogleトレンドの画面の見方を説明します。どこに何が表示されて、何を設定できるのかを知った上でツールを使いこなしましょう。
キーワードの指定
トレンドを調べたいキーワードを入力します。最大5つまで同時に比較できます。
キーワードの検索オプション
下記の条件で絞り込んで調べることができます。
・国
・期間
・カテゴリ
・検索方法
人気度の動向
設定したキーワードの検索数の推移が折れ線グラフとして表示されます。複数キーワードを調べた場合、棒グラフでキーワードボリュームの平均が表示されるのでどちらの母数が多いのか確認したいときにまず見てみましょう。
地域別の興味
指定した国のどの地域で最も検索ニーズが高かったかが表示されます。地域性があるキーワードを調べる際に使用します。
関連トピック/関連キーワード
設定したキーワードを検索しているユーザーが他に調べているトピックやクエリも確認できます。テーマの大枠が決まった際、内部のカテゴリを決めるときに参考にしましょう。
選ぶのは避けたいテーマの基準
ブームを追わない
近年流行った代名詞と言えばタピオカでしょう。現在はタピオカブームが終息してしまいましたが、タピオカが流行り始めた頃からブームが早めに終わることは予測できていたはずです。
タピオカのトレンド(ブームは瞬時)
ですので長期的に安定的に稼ぐことを目指したい場合は、タピオカに限らず、何のブームも追ってはいけません。トレンドが急上昇しているワードには注意を払いましょう。
季節性があるものにしない
季節によって需要が変化することを、シーズナリティといいます。シーズナリティがある商材は通年(1年間)で見ると不安定なトレンドを描くので選ばないようにしましょう。
シーズナリティ商材の代表的なものがギフト系です。お中元、お歳暮、バレンタイン、ホワイトデー、母の日、父の日などです。
お歳暮のトレンド(12月のみピーク)
また季節性のある商材で分かりやすい例は、夏はサーフィン、冬はスノーボードです。プロ野球やサッカーもオンシーズン、オフシーズンの検索ニーズは差が出ます。
プロ野球のトレンド(オンシーズンオフシーズンの差が激しい)
もっと長い期間で見れば、オリンピックやワールドカップです。
オリンピックのトレンド(夏季と冬季で2年毎)
どの商材にも繁忙期・閑散期があると思いますが、通年で見て差が大きくない商材を選ぶとベストです。
情報に期限があるものにしない
情報に期限があるものは避けたほうが良いでしょう。情報期限があるテーマというのは、将来検索需要が落ちるのが見えているテーマのことを言います。
例えばゲームであれば、そのタイトルが発売した日に一番盛り上がりを見せ、徐々に衰退していくトレンドが見えております。
キングダムハーツ3のトレンド(発売時付近のみの盛り上がり)
情報期限があるのはエンタメ系に多く存在しております。特に情報期限が短いのは、映画や芸能情報。次にゲーム。漫画/アニメなどは少し長いですがいつか期限が来ます。
鋼の錬金術師のトレンド(最終回は2004年10月)
おすすめするのは、10年先でも情報の質が変化せず、安定的に稼げるテーマです。この考え方は、アフィリエイトで商材を選ぶ際にも応用できます。
右肩下がりになっているものは選定しない
右肩下がり、徐々に衰退している斜陽トレンドを選定してはいけないのは、説明不要だと思います。
Photoshopのトレンド(2010年以降徐々に衰退)
長年に渡ってじわりじわりと衰退しているトレンドは、最も危険です。※じり貧とも言います
右肩上がりでも10年後の未来を想像して無くなりそうなものは除外
今現状で考えず、未来のトレンド予測をしましょう。20年後の未来は想像できなくても、10年後の未来であればなんとなく想像することができると思います。※予想を外すこともあります
例えばアフィリエイターに人気のクレジットカード商材。10年後にお財布からわざわざカードを取り出して支払う未来は想像できません。
クレジットカードのトレンド(右肩上がりだけど将来性は?)
近年登場した電子マネー。たとえばPayPayはYahooクレジットカードしか登録できないので、殆どの方は銀行口座で登録しております。電子マネーの登場でクレジットカードが不要になったのです。
そして現在、カードを使わず手のひらをかざすだけで支払いができる生体認証支払いも開発中であります。
このように、未来を想像しながら本当にこのテーマで良いのか、よく判断する必要があります。
検索ボリュームが少ないのは選定しない
先ほどのもずくの例で説明した通り、キーワードの検索ボリュームが少ないものは選定しないようにしましょう。
もし、どうしてもやりたいテーマであれば、もう一段階範囲を広げてみるのも良いでしょう。例えば、マタニティーが飲めるお茶の専門サイトをやりたい!と思っても、ボリュームが少なく厳しいです。
そこでお茶という1つ大きなテーマに広げて、その一部のカテゴリでマタニティー向けのお茶を紹介する、みたいな形です。
選ぶべきテーマの基準
最低10年以上トレンドが変わらない
Googleトレンドでは2004年から検索数の推移を見ることができます。10年以上グラフが一定であればそれは生活に必要なものとして今後も検索ニーズは続くと予測できます。
例えばメガネは10年ほど季節性もなく一定の需要がみられます。コンタクトレンズといった代替品が出てきてもあまり落ちてはいないので、今後も継続してトレンドは推移すると考えられます。
メガネのように日々の生活で使われているモノやサービスは同じ傾向があります。
メガネのトレンド(季節性もなく一定)
キーワードボリュームが多い
複数のキーワードを比較したときに、左下に棒グラフとしてキーワードボリュームの平均が表示されます。ここを見るとどのキーワードのボリュームが多いかを確認できます。
SEO対策をして検索結果の上位に表示させることができれば、キーワードボリュームが多いほどそのキーワードでページに流入する数も増えます。
それゆえキーワードボリュームが一番多いものを狙えばいいんじゃないかと考えるかもしれませんが、老舗の競合サイトがひしめき合っている戦場(レッドオーシャン)になっている可能性があります。
実はまだ狙われていない市場(ブルーオーシャン)でキーワードボリュームが多いものもあります。Googleトレンドを使って発掘してみましょう。
Googleトレンドだけだと実際のキーワードボリュームが分からないのである程度テーマが絞れたらUbersuggestという無料のキーワードツールを使ってみましょう。調べたいキーワードを入力すると、検索ボリュームを取得できます。
検索ボリュームの目安としては、アドセンスで月100万稼ぐと想定するとPVとしては月200~250万PV必要です。そのPVを稼ぐためには関連キーワードも含めて全体でそれに近いボリュームがあるテーマを探せるとベストです。
上の条件を満たした上でできるだけ書きやすいものを
「10年以上トレンドが変わらない」「キーワードボリュームが多い」という2つの条件ともう1つ大事な要素があります。2つ、3つのテーマに絞れたら、ようやくここで自分で書きやすいものを選びましょう。
最終的に記事を書くのはあなたです。外注するとしてもキーワードの設計をする必要はあります。どんなにキーワードボリュームが多いテーマを選んでもコンテンツを作成できなければ目標を達成することができません。
人間なので好き嫌いはあります。納豆が苦手な場合、最初食べるのは大変かもしれません。しかし健康にいいと思って食べ続けるうちに好きになることもあります(無理はしないことは大切です)。
コンテンツも同じです。全然知らないテーマでも続けていくうちに書けるものです。
総じてどういうテーマを選ぶべきか
ではこれらを踏まえて、どういうテーマがオススメか、その理由も書かせていただきます。
コーヒー
・検索ボリュームは十分
・7、8月で下がるだけで大きな季節性はない
・長期的に見て右肩上がり
・グローバル展開も可能
・20年ではなくならない
コーヒーのトレンド
掃除
・掃除単体では検索ボリュームは少ないが、風呂掃除やトイレ掃除を含めると大きい
・12月だけ大掃除で伸びるがこれは特需と考える、12月以外は安定
・10年後、20年後の掃除需要はなくならないが、より自動化が起きるので高単価商材狙えそう)
掃除のトレンド
野菜の図鑑
・食材単体で見ると季節性があるが、図鑑にすることで季節性がバラける
・今後高齢化によって、より健康志向が高まり、栄養成分などの検索需要が高まる
・その他に、育て方やレシピなどコンテンツを広げやすい
・20年ではなくならない
野菜のトレンド
まとめ
選んではいけない条件を具体例を交えて書かせていただきましたが、あくまでもストック型で長期的にそして安定的に稼ぎたい方のための条件です。
短期に稼ぎたいトレンド型のサイトであれば、もちろん条件が異なるので選んでも構いません!
条件を多く書かせていただきましたが、これらを満たすテーマはまだまだございます。
Googleトレンドに様々なキーワードを打ち込んで色々と分析してみて下さい。