ネットとグロスとマージンって何のこと?内掛け、外掛けの計算についても解説

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グロスとネットについて

グロスとは、広告費に代理店のマージンを上乗せした合計の金額を指します。グロスはネット金額にマージンの金額を加えた総額です。

広告主(クライアント)側に広告代理店から請求される金額はこのグロス金額となります。

ネットとはグロスからマージンを差し引いた金額です。つまり媒体社側に支払う金額のこと

媒体費80万に1.25を上乗せして請求する場合

グロス=100万
代理店マージン 20万円(グロスの20%)

マージン

マージンとは広告代理店が広告媒体の販売や運用を行った場合に、広告主より受け取る報酬のことになります。手数料

仮に20%の手数料の場合

媒体費用×0.2(媒体費用が80円だったら手数料は16円となり、請求は116円)(媒体費用×1.2をして請求をします。(100×1.2=120円))グロスを元にすると16.7パーセントの料率になります 0.2÷1.2=0.16666

料率が16.7%の理由は?

媒体(ネットとマージンを含めた金額)を100円とすると

マージンは20円になります(20%なので20パーセントは0.2となり100×0.2=20円)

グロスは100+20=120円となります。簡単グロスをだすなら100×1.2=120

そうなると、グロスを元にしたマージンの率は20÷120=0.1666…なので、16.7%となります。

媒体費用×0.25(媒体費用が100円だったら25円の手数料、請求は125円)(媒体費用×1.25をクライアントに請求)

グロスを元にすると料率は20% 0.25÷1.25=0.2

広告の配信金額にマージンの料率を掛けた金額が手数料金額です。

内掛け外掛けについて解説

内掛けとは?

外掛けは掛け算です!

原価(仕入価格・広告運用の場合ネット)に対して2割利益をとるときの計算式です。
このことを下から何割という言い方をする人もいますが同じ意味となります。
計算式は原価に希望する割合数字を掛け算するだけです。

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下から2割なら
原価1000円×1.2=売値1200円
下から3割なら
原価1000円×1.3=売値1300円

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といった価格設定方法を内掛けと呼んでいます。
原価1000円の1割は100円ですから(1000×0.1=100)
それぞれの計算から200円、300円の利益が
仕入価格に対して2割、3割になっていることがわかります。

広告運用目線だと

ネット(管理画面の金額)×(1+手数料率(15%の場合0.15なので1.15になる))=グロス となります。この1+があると混乱する場合があるので、単純に20%なら0.2に1を足して1.2になっているとかんがえときましょう。

外掛けとは?

外掛けは割り算です!
運用者側はこっちの方が利益とりやすいので、基本的にこっちを推奨

内掛けは仕入価格(ネット)から利益設定していくのに対し
外掛けは販売価格から利益を設定していく方法になります。
このことを頭からとか上から何割という言い方もしますので覚えておいてください。
計算式は原価(ネット)÷(1-希望利益率)=販売価格(グロス)となります。
原価1000円の品物を3割の利益を確保したい販売価格は
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1000÷(1-0.3)=1429円(四捨五入してあります)になります。
1000÷0.7=1428.5714

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売値1429-原価1000=429円利益
利益429÷販売価格1429=0.3000=30%=3割
これで外掛け計算式で求めた販売価格で3割利益が確認されました。

外掛け計算は原価を(1-希望利益率)で割ればすぐに答えが出ます。
3割なら(1-0.3)=0.7で
4割なら(1-0.4)=0.6で割るだけですぐに価格が算出できます。

外掛け価格設定のメリットは
利益額が即座にわかりやすいことにあります。
外掛け3割計算してあれば100万売上の粗利益は30万になります。

広告運用目線で例えると

簡単にまとめると原価から粗利を考える計算が内掛け
売上から粗利を考える計算が外掛けとなります

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内掛け

原価(ネット)に対して希望する割合数字を掛け算する方式です。
原価(ネット)×希望利益率=販売価格

例)100万の広告配信を代理店経由で実施するとき配信金額の20%を代理店の手数料とする時
100×1.2=120万


例) 120万で内掛けの手数料は?って聞かれたら
120÷1.2=100になるので、100がネットとわかるため120ー100で20が手数料
と計算されます。

特徴としては、仕入価格(ネット)から利益設定することができる点です。

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外掛け

外掛けは販売価格から利益を設定していく計算方法です。
原価(ネット)÷(1-希望利益率)=販売価格

例)100万の広告配信を代理店経由で実施するとき売上金額の20%を粗利としたい時
100÷(1-0.2)=125万 =100÷0.8=125万

例) 125万で外掛けの手数料は(20%の手数料で)?って聞かれたら
125×0.8=100になるので、100がネットとわかるため120ー100で20が手数料

外掛け価格設定のメリットは、利益額が即座にわかりやすいことにあります。


わかりやすく100万売上の外掛け3割計算してあれば粗利益は30万になります。

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